印刷物&ラベル検査装置

印刷物&ラベル検査装置

目視検査と自動検査

印刷ラベル等の検品を目視検査だけで行うのは時間もコストもかかります。また、検査担当者の熟練度による検査精度のばらつきも印刷事業部の課題でした。
検査を自動化することにより、検査時間の短縮ができ、検査精度も一定となります。また、検査後の仕分け作業も自動的に行うことにより、一層効率化がはかれます。
特に、検査を自動化することによる省時間化が求められました。

【印刷工場での使用風景】

検査装置の開発

自動化にあたり画像スキャン・画像検査ソフト(良否判定)・仕分装置の3つのステップが必要になります。

1 画像スキャン

市販スキャナを用いて画像を取り込みます。検査に最適な解像度や明るさ等を設定し、画像データを検査用パソコンに取り込みます。
高くなりがちな撮像装置ですが、オートフィーダ付きの市販スキャナを用いることで低価格で実現できました。撮像のための搬送装置も必要となくなるので、スペースもコンパクトにすることができました。

2 画像検査ソフト

スキャナで読み込んだ画像と事前に登録したマスター画像とを比較し、良否判定を行います。
検査対象をシートラベルに絞ることにより検査ソフトを単純化しました。データ登録時間が2分程度の短時間でできることで、多品種小ロットの時に問題になりがちな段取り替えにかかる時間を短縮することができました。
開発時には、自社印刷のラベル製品において検証することで、多品種多量のラベルに対して目視検査と画像検査ソフトでの検査を比較検証し、その結果を検査ソフト開発にフィードバックすることでソフトの改善を行いました。

3 仕分装置

検査結果による良品と不良品の仕分を行います。
モーターの正転・逆転によってベルトを左右に回転させ、良品・不良品を左右に振り分けるという簡単な装置ですが、ラベルのサイズや重さに合わせて搬送量や速度を調整することで、スムーズな仕分け動作を可能にしました。
仕分装置の設計と合わせてスキャナ等を置く架台も設計し、全体として非常にコンパクトな検査装置となりました。

     
印刷物&ラベル検査装置

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